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【Shopifyインタビュー #1】ネットイヤーグループ アプリ開発者編

【Shopifyインタビュー #1】ネットイヤーグループ アプリ開発者編

 

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普段テーマについての記事を寄稿しています、みやうちです。

今回はSLASH APP初の試みとして、実際アプリの開発に携わっているネットイヤーグループ株式会社、開発チームのお2人をゲストに迎え、お話をお伺いしました。

開発に対する思いや、これからの展望等お聞きすることが出来たので、普段アプリを開発されている方に限らず、アプリを使用しているマーチャント様にも見ていただきたい内容となっています。

今回社内メンバーに実施したインタビューになりますが、今後社外のアプリ開発者へのインタビューも予定しておりますので、お楽しみにしていてください!

メンバー紹介

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岡本さん (画像右)

プロジェクトマネージャー(PM)として2021年からネットイヤーグループShopify事業に参画。

商品商社勤務時代、EC担当者となる。そこからECやSEOというところに興味を持ち始め、IT企業に転職。
転職先にてShopifyに出会い、開発や関連記事のライティングをするようになり、Shopifyの価値を見出す。
過去開発担当していたアプリは、配送日指定、ポイント機能、LINE連携等。企画段階からカスタマーサポート対応まで携わっていた。現在ネットイヤーグループにおいても企画から開発進行まで、アプリ開発の統括をしている。

三浦さん (画像左)

プログラマーとして2021年からネットイヤーグループShopify事業に参画。岡本さんとは前職からの相棒。

個人的に趣味としてプログラムを書いており、前職からプログラマーに転身。
初めはShopifyストアとアプリ等のAPI連携を担当を経て、ストア構築を主に担当。
前職では外国人プログラマーを従えての仕事であったため、自身でプログラムを書きながらも、ディレクション・営業も担当するマルチプレイヤーであった。海外の優秀なプログラマーとの仕事では、日本にないロジックの考え方、ソースの書き方をプロジェクトを通して学ぶ環境にあった。
現在ネットイヤーグループにおいてもプログラマーとして参画し、ほとんどのアプリ開発・開発管理を行っている。

    開発したアプリについて聞いてみた

    ネットイヤーグループ開発アプリ

    • 配送&注文サポーター
    • 懸賞・キャンペーンサポーター
    • ポップアップ サポーター
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      ※アプリ名は2021年12月現在の名称になります。

       ネットイヤーグループ株式会社開発アプリ一覧はコチラ

      ネットイヤーグループ開発の既存アプリについて、背景を教えてください。

      宮内:現在ネットイヤーグループからは、下記3つのアプリがローンチされていますよね。
      それぞれのアプリの企画からお2人は携わっていると思いますが、企画のアイデアはどのようなきっかけから生まれるのでしょうか?

      岡本:海外で開発されて多くダウンロードされているもの、日本向けにローカライズされていないものの中で、ネットイヤーグループ独自要素を入れたものを作るよう心掛けています。
      前職の経験から、多くダウンロードされていても日本では使いにくい、というものはある程度予想ができるので、その中からさらに需要や開発期間を加味してアイデア出しをし、実際に開発するものを決めている、といった感じです。

      配送&注文サポーター

      宮内:「配送&注文サポーター」についても同様の流れだったのでしょうか?

      岡本:はい。「配送&注文サポーター」に関しては、配送周りのアプリはカスタマイズ性が高く、様々なご要望をマーチャント様から頂く機会があったため、長い目で見たときに需要がありそうと感じ、開発が始まりました。
      現状、EC事業の根幹部分なこともあり、問い合わせは多いですね。

      三浦:「配送&注文サポーター」はカスタマーサポートへのお問い合わせをよくいただいています。利用者が増えてお問い合わせが来る、場合によってはアプリの修正をしているので、その分どんどんアプリが良くなっているのを感じます。お問い合わせいただけるのはアプリの成長にもつながるので嬉しいですね。
      Shopifyアプリ関連の規約・機能のアップデートがShopify社主導で頻繁に行われます。Shopify社はより良いものに改善する目的や法規制の関係でアップデートしていると考えているので、僕たち開発者側はそれに答えるだけですね。

      宮内:おお、素晴らしい心構えですね!

      懸賞・キャンペーンサポーター

      宮内:「懸賞・キャンペーンサポーター」についてはどうでしょう?

      岡本:元はSNSの分析アプリとしての開発を検討していました。ただ、色々な企業様とコミュニケーションを取るうちに、検索機能に関して紐を解いていくとコスト面で開発が難しいことが分かり・・・方針を変更したんです。
      現状はサンプル商品の無料送付を機能として持っていますが、ゆくゆくは当初考えていたようなSNSとの連携を強固にして、分析が可能なアプリにアップデートしていきたいですね。

      ポップアップ サポーター

      宮内:「ポップアップ サポーター」もなにか原案があったのでしょうか?

      岡本:こちらは海外では有名なアプリがすでにあって。ただ日本でローカライズされたものがまだなかったので、作成することになりました。
      これは会社の戦略的な話になるのですが、事業を進めるにあたり目標としているアプリのローンチ数があるため、まずはシンプルな機能でローンチしました。
      これは「懸賞・キャンペーンサポーター」も同様ですが、+αとしてアナリティクス機能を付けたりUI・UXの視点で改善しネットイヤーグループ流にしたいなと思っています。

      開発していく中で気づいたことはありますか?

      宮内:貴重なお話しありがとうございます!開発・ローンチする上で、なにか気づきはありましたか?

      岡本:思っていたよりも、日本のユーザーはアプリをシビアにみて、ダウンロードまでのハードルが高い印象を受けました。
      逆に、海外のユーザーは有料・無料に限らずとりあえず使ってみる、風潮を感じます。そして使ったからには思うところがあれば問い合わせをする。
      日本は逆にやさしいというか、ある意味冷たいのかなと感じました。

      三浦:課金に対するハードルについては、初めの2週間は無料で使うことができる様にしたり、まずは無料で出したりしています。
      マーケティングはこのメディアやのマーケチームがプレスリリース等でできることはやっている印象ですが、アプリの質が悪いと意味がないので、ユーザーの声をどんどん取り込んで、PDCAを回していきたいですね。

      どのようにShopify開発に関する情報収集をしているのでしょうか?

      宮内:三浦さんのお話の中で、Shopify側のアップデートの話があったと思うのですが、そういった情報はどこから入手しているんでしょうか?

      三浦:Shopify社からのお知らせメールや、Shopifyパートナーからのお知らせを主にチェックしていますね。アップデートは流行に合わせて行われる場合が多いので、新しい情報が入ってくるのはとても学びになります。
      あとは開発ドキュメントをみていると、UIが一新されたりするので、そこから気づくこともあります。
      僕は原文のままの方が情報が頭に入って来やすいので、本国からのお知らせをそのまま追っています。

      宮内:かっこいいですね!

      岡本:原文を追って最新情報をもっているのはネットイヤーグループの強みの一つだと思っています。
      僕はTwitterやFacebookから。海外の情報を日本語に訳して投稿している人をフォローするアカウントを持っているので、そこから知ることが多いです。ノンスタンダードさん、フラクタ 河野さん、E-kingさん、R&6さんがパッと思いつくところでしょうか。大体本国からの最新情報をいち早く拾ってくれているので、参考にさせていただいてます。彼らのアカウントに関しては、開発者だけでなく、EC事業者側の方も見ている印象です。

      interview_Mr.Okamoto

      今後の意気込みを教えてください。

      宮内:1月以降もアプリのローンチを控えてますが、ネットイヤーグループ色を出すためになにか意識したいことや意気込みはありますでしょうか?

      岡本:夢を見させる、というところを意識したいです。
      ネットイヤーグループのアプリがどんどん改善されていく、そのアプリ同士を連携をすることで、使い勝手が良くなり他のネットイヤーグループアプリもダウンロードしてもらう。アプリ同士が相互に影響与えあうような構図で開発するのが理想ですね。

      三浦:ネットイヤーグループの持っている知見やブランド力を最大限駆使したいですね。新規事業ではあるので、ベンチャー気質にというか、貪欲に取り組みたいと思っています。

      宮内:なるほど。熱い想いを感じます。
      その他、具体的に今後やってみたいことはありますか?

      岡本:情報発信、その場で意見を聞くことが出来るようなセミナーをやってみたいです。
      あとは、ネットイヤーグループのアプリにチャットボットを設けるのはやってみたいです。Twitterも運用できたらと思うのですが、なかなか大変かなと思っているところです。

      interview_Mr.Miura

      ネットイヤーグループの中のShopify事業

      宮内:Shopifyという観点で、ネットイヤーグループがどのような企業・Shopify事業単体になると良いでしょうか。

      岡本:ネットイヤーグループの根幹であるウェブマーケティングの領域で獲得しているブランド力やナレッジをShopifyでもうまく使っていきたいと思います。ただ、ネットイヤーグループの1事業としてではなく、ネットイヤーグループのShopify事業というブランドも創り上げていきたいと思っています。そのために今はアプリ数を増やしつつ機能改善やUI・UX観点での肉付けをしていければ良いと考えています。

      三浦:僕も同意見です。今少し弱いところはネットイヤーグループならではの特徴がない、というところ。アプリを改善していく中で、会社の色を付けて、ブランド力を向上したいなと思っています。

      まずは使って、ユーザーの声を聞かせて欲しい!

      宮内:最後に、読者(マーチャント・ストア開発パートナー・アプリ開発者)のみなさまにメッセージをお願いいたします。

      岡本:今後は積極的に情報発信やユーザーの声を受け取る場を作りたいと思っているので、ぜひご連絡お待ちしております!

      三浦:やはり自分の開発したアプリに対して意見を聞くことが出来るのは、ポジティブな意見でも、ネガティブなものでも嬉しいです。
      お問い合わせやレビューはすでにたくさんのお声をいただいておりますが、引き続きお待ちしております!

      宮内:ありがとうございます。
      本日はお忙しい中、ご協力いただきまして、ありがとうございました。

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      まとめ

      Shopifyアプリを前職から2人3脚で開発してきたお2人だからこそ、同じ視点をもって政策に取り組んでいる姿勢が印象的でした。

      ネットイヤーグループの中でShopify事業を盛り上げるという大きなミッションを背負っている状況ではありますが、開発秘話や意気込みを聞くことができ、私自身にとっても刺激的な時間でした。

      インタビュー第1弾はいかがだったでしょうか?

      読者のみなさまにとってもなにか刺激のある内容であれば幸いです。

      次回は他社アプリベンダーさまへのインタビューを予定しておりますので、お楽しみに!

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      ご覧いただいてる皆様へ

      本記事でご紹介したShopifyアプリの性能やプラン料金、無料プランでの制限などは記事公開時の情報となっております。本記事公開後、アプリ運営会社がアップデートや方針変更をした場合には本記事の情報の限りではございません。最新のアプリ情報は、各Shopifyアプリストアページをご参照ください。

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