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Shopifyストアの個性を引き出す!テーマカスタマイズの完全ガイド【前編】

Shopifyストアの個性を引き出す!テーマカスタマイズの完全ガイド【前編】

Shopifyストアの個性を引き出す!テーマカスタマイズの完全ガイド【前編】

Shopifyテーマとは?カスタマイズの基本と知っておくべき注意点

Shopifyストアの顔となる「テーマ」は、ブランドイメージを表現し、お客様の購買体験を左右する非常に重要な要素です。ストアの魅力を最大限に引き出すためには、テーマのカスタマイズが不可欠となります。

今回は、テーマのカスタマイズを検討している方へ向けて、その基本から知っておくべき注意点、そしてShopifyアプリとテーマの相性といった重要なポイントまでを、前後編に分けて詳しく解説します。

目次

  • ストアの第一印象は「テーマ」で決まる

  • テーマカスタマイズの3つのレベル

    • 1. Shopify管理画面からのカスタマイズ

    • 2. 既存テーマのコード編集

    • 3. 独自テーマの作成

  • カスタマイズを始める前に知っておくべき注意点

    • テーマのアップデートができなくなるリスク

    • 予期せぬ不具合が発生する可能性

  • Shopifyアプリとテーマの相性も確認しよう

  • まとめ:賢いカスタマイズの選択肢を見つける

 


 

ストアの第一印象は「テーマ」で決まる

Shopifyストアのテーマとは、ストアのデザイン、レイアウト、機能をまとめて提供するテンプレートのことです。Shopifyは、このテーマを自由にカスタマイズすることで、ストアオーナーがブランドイメージを表現できるように設計されています。

公式のテーマストアには、無料・有料のテーマが豊富に用意されており、それぞれが異なるデザインや機能を備えています。これらのテーマは、ドラッグ&ドロップで操作できる「セクション」という機能を使って、専門知識がなくてもストアの見た目をある程度変更することが可能です。

しかし、よりブランドの独自性を追求したい場合や、既存のテーマにはない特定の機能(例:独自の会員機能、特別な商品表示方法など)を実装したい場合には、テーマのコードを直接編集する「カスタマイズ」や、「独自テーマの作成」という選択肢が視野に入ってきます。

テーマカスタマイズの3つのレベル

テーマの見た目や機能を変更する方法は、主に3つのレベルに分けられます。どの方法を選ぶべきかは、ストアの目標や皆さんのスキルによって異なります。

1. Shopify管理画面からのカスタマイズ

これは、最も手軽で初心者向けのカスタマイズ方法です。Shopify管理画面の「テーマ」から「カスタマイズ」を選択すると、テーマエディターと呼ばれるツールが起動します。このエディターでは、テーマのセクションの配置、配色、フォントなどを、コードを一切触ることなく変更できます。プログラミングの知識はほとんど不要で、直感的に操作できます。

2. 既存テーマのコード編集

HTML/CSSの知識がある方は、既存テーマのコードを直接編集することで、より詳細なデザイン変更や機能追加が可能です。Shopifyのテーマファイルは、管理画面の「テーマ」から「コードを編集」を選択することでアクセスできます。この方法では、既存のテーマの良さを活かしつつ、部分的な修正や機能の拡張ができます。

3. 独自テーマの作成

既存のテーマの枠組みにとらわれず、ゼロからストアのテーマを構築する方法です。HTML/CSSに加えて、LiquidというShopify独自のテンプレート言語や、Shopify CLIという開発ツールを使いこなす必要があります。特定の要件に完全に一致するストアを作りたい場合に適しており、最も自由度の高い方法です。

カスタマイズを始める前に知っておくべき注意点

テーマを直接カスタマイズしたり、独自テーマを開発したりする際には、いくつか注意すべき点があります。これらを事前に理解しておくことで、後々のトラブルを防ぎ、安心して作業を進めることができます。

テーマのアップデートができなくなるリスク

Shopifyでは、テーマの機能改善やセキュリティ対策のために、テーマのアップデートが定期的に行われます。しかし、テーマのコードを直接編集してしまうと、新しいバージョンがリリースされた際に、アップデートが適用できなくなる場合があります。これにより、最新の機能やセキュリティ修正が受けられなくなるリスクがあります。このリスクを避けるため、カスタマイズを行う前には必ずテーマの複製(Duplicate)を行い、バックアップを取っておくことが非常に重要です。

予期せぬ不具合が発生する可能性

コードを誤って編集すると、ストアの表示が崩れたり、機能が動作しなくなったりする可能性があります。特に、PCとモバイルで表示が異なったり、特定のブラウザでのみ不具合が発生したりすることもあるため、慎重な作業が求められます。

Shopifyアプリとテーマの相性も確認しよう

Shopifyストアの機能を拡張するために、多くのストアオーナーがアプリを利用しています。しかし、ここで注意が必要なのが、アプリとテーマの相性です。

アプリによっては、特定のテーマにのみ対応しているものや、テーマによってはアプリが正しく動作しない場合があります。これは、アプリがテーマの特定のファイルやコードに依存しているためです。

アプリを導入する際は、アプリストアの説明ページなどで「対応テーマ」や「インストール要件」を確認することが大切です。もし、現在利用しているテーマがアプリに対応していない場合は、アプリベンダー(開発元)に問い合わせをして、カスタマイズの可否や対応方法について確認しましょう。

まとめ:賢いカスタマイズの選択肢を見つける

Shopifyテーマのカスタマイズは、ストアのブランド価値を高める素晴らしい方法ですが、その方法や注意点を事前に把握しておくことが大切です。

カスタマイズレベル

特徴

こんな方におすすめ

管理画面からのカスタマイズ

手軽にストアの見た目を変更できる。

専門知識なく、ストアの印象を手軽に変えたい方。

既存テーマのコード編集

より詳細なデザイン変更や機能追加が可能。

HTML/CSSの知識があり、部分的な変更をしたい方。

独自テーマの作成

ブランドの個性を最大限に反映できる。

独自の機能やデザインで、他社と差別化したい方。

次回の後編では、この中で最も自由度の高い「独自テーマの作成」に焦点を当て、具体的な開発の進め方や、テーマカスタマイズでできること・できないことについて、さらに詳しく解説していきます。

 


 

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