Shopifyアプリ開発の心得

SlashAppの記事をご拝読のみなさま、こんにちは。
Shopifyアプリ開発をしております早川です。

私は2年ほど前からPHPを使い開発の業務をしております。

今回はタイトルにもある通り、私の経験からShopifyアプリとはどういうものなのか、実際にアプリを開発してみての感想など開発の心得をお伝えできればと思います。

これからShopifyアプリを開発したい方や、Shopifyアプリは開発したいけどちょっとハードルが高そうと思っている方、またアプリに限らずShopifyを使いECサイトを展開したい方にも見ていただきたい内容となっております。

ぜひ最後までご一読ください。

Shopifyアプリとは？
実際に開発してみて
まとめ

Shopifyアプリとは？

まず、Shopifyアプリとは何か簡単にご説明いたします。

Shopifyアプリとは、Shopifyの機能を拡張するプラグインのようなものです。

例えば、おすすめの商品をストアを開いたときにポップアップを使って表示したいとします。既存のテーマではで存在しない機能のため、簡単にストアに実装することができません。そこで、欲しい機能を持ったアプリをインストールすることで、ポップアップを使って表示することができるようになります。

ポップアップを表示するアプリだけでなく、他にも色々なアプリが存在するので、ぜひアプリストアからインストールしてみてください。

Shopifyアプリストアはこちら

実際に開発してみて

ここからは私の開発経験に基づいてお話しできればと思います。

実際に私がShopifyアプリ開発をして良いと思った点は、PHP、Pyhton、Rubyなど様々な言語で開発できる点です。

これまでの知識を生かして、開発することができるため、言語に関しては新しく知識をインプットする必要がなく、上記の言語を取得している方にとっては、初めてShopifyアプリ開発をするとしても言語のハードルは高くないと感じました。
また、マーチャントの管理画面に埋め込むアプリとして開発する場合は、PolarisというUIライブラリを使うことにより、Shopifyの画面と同じデザインができます。

UIデザインの知識がない私でも直感的に要素を作成することができ、まるでShopifyそのものの機能かのようなUIが実現できました。

ShopifyアプリはUIデザインにあまり知見がないエンジニアの方でも、デザイナーのアサインをすることなく開発することができます。

Polarisについてはこちら

反対に、Shopifyアプリを開発するうえで苦戦したことは、情報が少ないという点です。

公式のドキュメントを見ると大抵のことは記載されていますが、そのドキュメントが英語で記載されていることが多く、少し読み辛い・実装しようとしている機能について先駆者の方がまとめている記事ががなかったりという状況がお多くありました。
何も知らない状態で想定している機能を実装しようとすると、必ず調査とトライ＆エラーを繰り返すことが必要になってきます。
しかし、ShopifyにはコミュニティーフォーラムというQ＆Aコミュニケーションの取れるサイトがあり、このサイトを利用することにより技術的な疑問を閲覧でき、解決することができます。

実装にお困り際は、ぜひ下記をご活用ください。

コミュニティーフォーラムはこちら

もう1つ苦戦した点として、LiquidやPolarisなどShopify独自の言語や機能があり、実装に取り掛かる前にある程度Shopify独自の知識をインプットする必要がありました。LiquidとはShopifyのテンプレート言語になり、HTMLファイルとデータを橋渡しをします。

理解して使えるようになるまで、多少時間がかかるため、すぐに開発・リリースするということは難しいでしょう。
しかし、どの機能も理解すれば開発は容易なものになるので、ぜひインプットしましょう。

公式から発信されているLiquidの記事はこちら

まとめ

2022年2月現在、世の中は新型コロナウイルスで外出する方が減少傾向にあります。
そのため、商品を購入する際、実店舗に足を運ぶ機会が少なくなり、より一層ECサイトを活用する方が増えています。そのような状況になると必然的にShopifyを利用するマーチャントも増え、それに付随してShopifyアプリの需要が高まっていくのではないでしょうか。

この記事を読んでいただいた皆さんも、Shopifyアプリ開発にチャレンジしてみてください。
ここまで記事をお読みくださり、ありがとうございました。