Shopifyで多通貨&多様な決済方法に対応!売れるストアを作るおすすめ決済代行サービス3選
オンラインストアの成功を左右する重要な要素の1つが「決済環境」です。
特にShopifyで海外展開や多様な顧客ニーズに応えるには、多通貨&多様な決済方法に対応した決済体制が欠かせません。
そこで活用したいのが、Shopifyと連携できる決済代行サービス。
サービスを導入すれば、クレジットカード決済やQRコード決済、海外の決済方法まで一気に整えることが可能です。
本記事では、決済代行サービスが必要な理由から選び方のポイント、おすすめサービス3選、導入時の注意点まで、Shopify運営者が押さえておきたい情報を解説します。
決済代行サービスはなぜ必要?
オンラインストアを運営するにあたって、スムーズで信頼性の高い決済環境は欠かせません。
特に、Shopifyでは、顧客に選ばれるストア作りの一環として、多通貨&多様な決済方法への対応が求められます。
そこで重要になるのが「決済代行サービス」の導入です。
ここでは、決済代行サービスが必要とされる主な理由を3つ紹介します。
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カゴ落ちや離脱を防ぐ
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未払いや不正取引のリスクを防ぐ
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運用負担を軽減する
カゴ落ちや離脱を防ぐ
決済代行サービスの導入は、カゴ落ちや離脱を防ぐことにつながります。
カゴ落ちとは、ユーザーが商品をカートに入れたにもかかわらず、購入に至らず離脱してしまう現象のこと。
その原因の1つが、「希望する決済方法が使えなかった」というもの。
クレジットカードだけでなく、QRコード決済やコンビニ決済、後払い決済など、ユーザーごとに好みや事情は異なります。
特に、スマートフォン利用者や海外からのアクセスが多い場合、決済方法が限られているだけで離脱につながることも少なくありません。
決済代行サービスを導入することで、幅広い決済オプションを一括で導入し、提供でき、オンラインストアにとって大きな損失であるカゴ落ちを減らすことができます。
結果として、ユーザーの購入完了率の改善や売上の最大化につながります。
未払いや不正取引のリスクを防ぐ
決済代行サービスは、オンラインストアにとってリスクである未払いや不正取引を防ぐ手段として有効です。
架空注文や不正利用によるチャージバック、入金確認が取れないケースなど、ストア側にとって決済には常に金銭的・運営的なリスクが伴うもの。
決済代行サービスの多くは、こうしたトラブルを未然に防ぐための機能を備えています。
たとえば、本人認証(3Dセキュア)や不審な取引の自動検知、支払いステータスの即時反映などが挙げられます。
特に、越境ECでは、言語や通貨だけでなく、主要な決済方法や法規制・セキュリティ基準なども国ごとに異なるため、より専門的な管理体制が必要です。
信頼性の高い決済代行サービスを活用することで、安心してオンラインストアを運営できる環境を整えることができます。
運用負担を軽減する
オンラインストアの運用負担を軽減するためにも、決済代行サービスは必要です。
決済業務をすべて自社で管理しようとすると、入金確認や顧客対応、返金処理など膨大な作業が発生します。
特に個人や少人数で運営しているECサイトでは、これらが業務の負担となり、本来注力すべき商品開発や販促活動に手が回らなくなってしまうことも。
そこで決済代行を活用すれば、決済処理から売上の集計、トラブル対応まで一括で代行してくれるため、運用の手間を大きく削減できます。
さらに、サービスによっては、決済状況をリアルタイムで把握できるダッシュボード機能や、自動での入金スケジュール設定なども可能です。
限られたリソースの中で効率よくオンラインストア運営を行いたい人にとって、決済代行サービスは強力なサポートツールとなります。
売れるサイトを作るための決済代行サービスの選び方
決済代行サービスを選ぶにあたって、自社サイトに合ったサービスを選ぶための大切なポイントを5つ紹介します。
- 決済方法の種類
- 多通貨・越境EC対応の有無
- 手数料や導入コストのバランス
- セキュリティ・信頼性
- Shopifyとの連携
決済方法の種類
決済代行サービスを選ぶ上で、まず重視すべきなのが「対応している決済方法の種類」です。
ユーザーによって好みや事情はさまざまであるため、決済方法の多さは購入率に直結します。
クレジットカードはもちろん、QRコード決済、コンビニ決済、後払いなど、幅広いニーズをカバーできるかどうかを確認しましょう。
たとえば、若年層はQRコード決済を好む傾向があり、高年齢層にはコンビニ払いや後払い決済、銀行振込なども人気です。
また、法人向け商品を取り扱っている場合には、請求書払いの対応が必要なことも。
顧客層に応じた柔軟な決済方法の提供は、離脱防止や売上拡大に大きく貢献します。
多通貨・越境EC対応の有無
海外展開を視野に入れている場合、決済代行サービスが多通貨に対応しているかどうかは重要なポイントです。
日本円だけでなく、米ドルやユーロ、アジア各国の通貨など、ユーザーが慣れ親しんだ通貨で支払える環境を整えることで、購入のハードルを下げられます。
また、越境ECでは現地の決済文化にも対応する必要も。たとえば、中国ならAliPay、韓国ならKakao Payなどが主流です。
こうした決済に対応できるサービスを選ぶことで、海外ユーザーにも安心感を提供し、グローバルに販売機会を広げることが可能になります。
多言語表示の有無も合わせてチェックするといいでしょう。
手数料や導入コストのバランス
手数料や導入コストのバランスも、決済代行サービスを導入する上で大切なポイントです。
決済代行サービスには、初期費用や月額利用料、決済ごとの手数料など、さまざまなコストがかかることもあります。
たとえ高機能なサービスであっても、コストに見合わなければオンラインストアの利益を圧迫する可能性も。
特にスタートアップや個人事業主にとっては、ランニングコストを抑えながらも必要な機能が備わっているサービスを選ぶことが重要です。
また、売上規模が増えるにつれて、手数料の差が大きな金額差となって表れることもあります。
複数のサービスを比較検討し、手数料や導入コストのバランスを見極めながら、長期的に見てコストパフォーマンスの良いものを選びましょう。
セキュリティ・信頼性
顧客の個人情報や支払い情報を取り扱う決済においては、セキュリティと信頼性の高さも重要です。
SSL対応や3Dセキュアなどの基本的なセキュリティ対策が整っているかどうかはもちろん、過去の不正アクセスや障害実績の有無、運営会社の実績・信頼性もチェックしておきましょう。
特に、越境ECでは、国ごとのセキュリティ基準を満たしていることも求められます。
ユーザーが安心して支払いができる環境が整っているかどうかは、ストアの信用に直結します。
セキュリティが不十分だと、クレジットカード情報の漏洩やチャージバック被害といったリスクにもつながるため、信頼できる決済代行サービスを選ぶことが大切です。
Shopifyとの連携
決済代行サービスを選ぶにあたって、Shopifyとの連携がスムーズかどうかも確認したいポイントです。
どれだけ優れた機能を持つサービスでも、Shopifyとの連携がしにくいと実用性に欠けます。
インストールや初期設定のしやすさ、管理画面の操作性、リアルタイムでの売上反映、トラブル時のサポート体制など、Shopify環境との親和性を事前に確認しておきましょう。
たとえば、Shopifyサービスストアで公式に提供されているサービスであれば、アップデートやサポートも安定している傾向があります。
また、他のサービスとの干渉が起きにくいかどうかも大切なポイントです。
Shopify上で安心して使えることは、運用の効率化やミス防止にもつながります。実際にShopifyで導入した人のレビューや導入事例なども合わせて参考にしましょう。
Shopifyで多通貨&多様な決済方法に対応!おすすめ決済代行サービス3選
Shopifyで多通貨&多様な決済方法に対応した、おすすめの決済代行サービスを3つ紹介します。
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KOMOJU
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Shopifyペイメント
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PayPal
KOMOJU
KOMOJUは、日本国内はもちろん、中国や韓国、東南アジア、ヨーロッパなど、世界各国の多彩な決済方法に対応した、日本発の決済代行サービスです。
Shopifyとの連携もスムーズで、ノーコードで簡単に導入できるのが魅力。
初期費用・月額費用は一切かからず、支払いは売上に応じた決済手数料のみという明快な料金体系なので、スタートアップや中小EC事業者でも安心して利用できます。
対応している決済方法は、クレジットカード、PayPayを含むQRコード決済、コンビニ払い、銀行振込など多岐にわたり、ユーザーにとって使いやすい環境を整えることが可能です。
セキュリティ面も、クレジットカード業界の国際基準である「PCI DSS Level 1 v4.0」に完全準拠しており、3Dセキュア2.0もデフォルトで提供されていて、安心して導入できます。
導入は最短即日。20,000サイト以上の導入実績を誇り、グローバルに顧客基盤を広げたいオンラインストア運営者におすすめです。
月次、週次の入金サイクルから選択が可能で、さらにKOMOJU経由の売上に連動している法人プリペイドカード「KOMOJUカード」を活用すると売上には即時アクセス可能です。
Shopifyペイメント
Shopifyペイメントは、Shopifyストアに標準搭載された公式決済サービスです。
面倒な外部サービスとの契約や連携作業は不要で、Shopifyの管理画面からワンクリックで設定可能。
すぐにクレジットカードやShop Pay、Apple Pay、Google Payなどの多彩な決済方法に対応できます。
ユーザー視点でもシンプルかつスムーズなチェックアウト体験が魅力。ローカル通貨にも対応しており、海外ユーザーにも配慮された設計です。
また、セキュリティ面ではPCI準拠のサーバーや3Dセキュアによるチェックアウトなど、業界基準の安全性を整えています。
さらに、注文情報と決済データがすべてShopify内に統合されているため、売上やキャッシュフローの管理が効率的です。
Shopifyでスムーズに運用できる決済方法としておすすめです。
PayPal
PayPalは、世界中で数億人が利用するオンライン決済サービスです。
Shopifyでも簡単に導入でき、クレジットカードだけでなく、PayPal残高や銀行口座、分割払いなど、さまざまな支払い方法に対応。
ユーザーはアカウントにログインするだけで数クリックで決済できるため、カゴ落ち対策にも効果的です。
導入企業側にとってもメリットは多数。リンクを発行して送るだけで支払いの請求が可能な「PayPal.Me」や、多通貨に対応したスムーズな取引機能により、国内外の顧客に柔軟に対応できます。
さらに、チャージバックや不正行為などから取引を守る「売り手保護制度」も整備されているので安心です。
PayPalは、PCI DSSに準拠した高度なセキュリティと、24時間365日の不正監視体制を整えており、安全性にも定評があります。
越境ECにも強く、海外展開を視野に入れているShopifyストアにおすすめできる選択肢です。
決済代行サービスを導入する際の注意点
決済代行サービスを導入するにあたって、注意したいポイントを2つ解説します。
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サービスごとの使用差に注意する
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利用規約や入金サイクルを確認する
サービスごとの使用差に注意する
Shopifyと連携できる決済代行サービスは数多く存在しますが、それぞれの使用や対応範囲には違いがあります。
たとえば、定期購入や割引クーポンの処理、予約販売への対応など、オンラインストアで活用したい機能との相性が悪い場合、サービスによっては思うような運用ができないことも。
サービス紹介ページの情報だけでは細かい仕様まで把握しにくいこともあるため、導入前には実際の管理画面での操作感や、口コミ、導入事例なども参考にするといいでしょう。
目的に合った仕様の決済代行サービスを選ぶことで、運用中のトラブルや機能制限による機会損失を防ぎ、スムーズな運営体制が整います。
利用規約や入金サイクルを確認する
導入前の段階では、料金や導入方法ばかりに目が行きがちですが、各サービスの利用規約や入金サイクルなどの条件面も必ずチェックしましょう。
特に、売上の入金タイミングや最低出金額の設定、手数料の徴収方法などは、キャッシュフローに直接影響します。
また、一部のサービスでは、特定の業種や商品カテゴリに制限が設けられている場合もあるため、自社の取扱商材が対応範囲内であるかの確認も欠かせません。
事前に細かなところまでしっかり確認しておくことで、後々のトラブルを防げます。
まとめ
今回は、Shopifyで使えるおすすめの決済代行サービスとその選び方、導入時の注意点などについて紹介しました。
決済方法を充実させることは、カゴ落ちや離脱の防止、コンバージョン率の向上につながります。
また、サービスごとの機能差やコスト面も考慮し、自社ストアに最適なサービスを選ぶことが大切です。
より売れるECサイトを目指すなら、決済環境の整備は避けては通れないステップです。ぜひ本記事を参考に、決済代行サービスの導入を検討してみてください。
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