今回からSlashAppで記事を書かせていただく、マスダといいます。
2021年12月からShopifyの勉強を始めたばかりのため、初心者エンジニアなりに自分が欲しいと思う記事を書いていきたいなと思っています。
「わかりやすく、丁寧に」をモットーとして、誰かのためになる記事を目指します!
Shopifyで見かける単語がよくわからない!
Shopifyは海外発のため日本での情報が少なく、検索したとしても英語のサイトばかりで困る方が多いかと思います。
また、Shopifyに出てくる単語はマーケティングでは当たり前であろうものも多く、すぐ理解するのは難しい部分もあります。
そんな方のために、「これはどういう意味なんだろう?」と私も感じてきた単語について解説していきます。
・Shopifyを使いたいと思っている
・マーケティングについてはあまり詳しくない
・とにかくShopifyで頻繁に出てくる単語の意味を知りたい!
Shopify語録
Eコマース・ECサイト
Electronic Commerce:電子商取引
まずは、Shopifyに関わらず最近よく耳にする「Eコマース」「ECサイト」という単語です。
この2つは同じ意味なのでしょうか。
電子商取引とは電子的に行われる取引のこと全般を指す言葉です。これにはネットショッピングだけでなく、EDIのような専用回線を通した取引や、ネットオークション、イートレードなども含まれています。
同じ意味の「Eコマース」も包括的な単語かと思いますが、少々ニュアンスに違いがあります。一般的にEコマースというと、ネットショッピングそのものを意味しています。そしてネットショッピングができるサイトのことをECサイトと呼びます。
(参考:Make Shop)
「Eコマース」=ネットショッピングそのもの
「ECサイト」=ネットショッピングができるサイトのこと
少しだけ意味合いが異なるようですね。
Shopify内だと「Eコマースサイト」と書いていることがありますが、今回の記事では「ECサイト」と表記させていただきます。
マーチャント
merchant:商人
Shopifyでのマーチャントをわかりやすく表現するのであれば「実際にECサイトを運営する販売者」だと思います。
お菓子やお酒、誰かにモノを売るためにShopifyを使う方=マーチャント
少しざっくりしていますが、わかりやすくなりましたね。
パートナー
partner:仕事の仲間
Shopifyの場合だと「Shopifyのサイトやアプリを開発する個人・企業」と定義できます。
また、Shopify上だと「開発者」と表記されていることもあります。
先ほどのマーチャントとは異なり、ECサイトの土台を制作する人を指しているように思えます。
パートナーがECサイトを制作し、それを使いマーチャントがモノを販売していく。
これがShopifyの大きな枠となっています。
ストア
store:お店
言葉の通り、ECサイト=ストアです。
ここで豆知識、現在Shopifyにはいくつストアがあるでしょうか。
Shopifyを利用する事業者(マーチャント)は、世界で1,700,000以上
(参考:PR TIMES)
記事内では2020年時点の数字について発表しているため、現在(2022年2月)だとより多くのストアがあると思われます。
この先、日本でShopifyを利用する方が増えて、ECサイトが盛り上がっていくことが楽しみですね。
テーマ
theme:主題
直訳だとわかりづらいですね。
Shopify内の意味だと「ストアの外観設定・テンプレート」というのが理解しやすいかと思います。
Shopifyでは、ECサイト向けに様々なテーマが用意されています。
無料で用意されているものもあれば、パートナーが開発した有料のテーマも利用することも可能です。
有料テーマの場合、ファッションや食品等のカテゴリに合わせたものが開発されているので、自分の商品を追加するだけでオシャレなECサイト作りをすることもできます。
もちろん、無料のテーマでも基本的な項目は揃っているため、ECサイトとしては充分利用可能です。
無料テーマでも自由にカスタマイズできるので、webの知識に強い方であれば実店舗のように思い描いたままのECサイトも制作可能です。
販売チャネル
channel:流通
Shopifyのヘルプ画面でたびたび出てくる単語です。
マーケティングではおなじみの言葉らしいですが、初心者には少しわかりづらい部分があります。
販売チャネルは、ECサイトや実店舗など、実際に商品やサービスを「販売する場」のこと。もしくは「販売方法」を指すこともある。
(参考:@DIME)
Shopifyに限らず、モノを販売する場所であれば全て「販売チャネル」ということになりそうですね。
英語だけを見るとテレビのチャンネルと同じ文字に見えますが、何か違いはあるのでしょうか。
結論を先に言えば、両者の違いは英語「channel」の発音にあり、「チャネル」と「チャンネル」は同じ意味を指す。ただし、マーケティング分野、ビジネスシーンでは「チャネル」が一般的であるのに対し、放送業界では「チャンネル」が多く用いられている。
(参考:@DIME)
channelという単語には様々な意味がありますが、業界によって読み方が変わるというのは不思議に思えますね。
チェックアウト
check out:支払い
こちらもShopifyではよく見かける単語です。
一般的に「ホテルの”チェックアウト”」などで耳にする言葉かと思いますが、Shopify内だと「支払い」という意味になります。
私の場合ですが、チェックアウト=支払いというのがうまく結びつかず、見かけるたびに一瞬だけ考えてしまいます。
コレクション
collection:収集、カテゴリ
Shopifyのストア内にはコレクションという機能があります。
季節ごとや、ジャンルごとにまとめるカテゴリのようなものと考えることもできますね。
Shopifyでは商品をコレクションごとにまとめることで、ストア上で表示しやすくできたり、管理画面でも見やすくすることができます。
商品数が多いストアだと必須ですね。
カゴ落ち
そのままの意味ではありますが、個人的に馴染みがない単語だったので紹介しておきます。
カゴ落ちとは、ECサイトでカートに商品を入れたものの、購入まで至らず離脱してしまうことをいいます。
(参考:SB Payment Service)
ECサイト運営においては、このカゴ落ちを防ぐことがサイト1つ1つの売上を左右する部分になるようです。
Shopifyではストア側の顧客管理からカゴ落ちをしているユーザを確認することもできるので、参考にしながら運営を進めることも大事かと思います。
サブスクリプション
subscription:定期購入
最後に紹介するのはサブスクリプションです。
一昔前は雑誌などの定期購読が主流でしたが、昨今は「サブスク」と呼ばれ、食品以外にも音楽・映画・ホテルなども定額利用できるようになっています。
では、定額制という言葉もありますが、これらは同じ意味なのでしょうか。
毎月決まった料金を支払い、サービスや商品を受取る「定額制」もサブスクリプションと同列で使われることが多い言葉です。確かに、決まった期間に一定の金額を支払うというビジネスモデル自体は似ていますが、サブスクリプションの方が、「料金プランやオプションなどをニーズに合わせて用意している」ところ、その背景から「顧客満足度をより意識している」という点に違いがあると言えるでしょう。
(参考:TayoriBlog)
確かに、音楽や映画のサブスクリプションは都度新たなモノが追加されたり、顧客の好みに合わせてオススメが出てくるという部分があるので、定額購入とは異なるのかもしれないですね。
おわりに
Eコマース・ECサイト |
ネットショッピング・ネットショッピングのサイト |
マーチャント |
サイトを運営する販売者 |
パートナー |
サイトやアプリを作る個人・企業 |
ストア |
Shopify内のお店 |
テーマ |
ストアの外観設定・テンプレート |
販売チャネル |
販売をするための経路 |
チェックアウト |
支払い |
コレクション |
カテゴリー |
カゴ落ち |
商品をカートに入れたまま離脱してしまう状態 |
サブスクリプション |
顧客のニーズに合わせた定期購入 |
今回のShopify語録では、ヘルプページで多々出てくる単語を解説してみました。
今後も「わかりやすく、丁寧に」を大事にしながら、Shopifyの普及に務めていきます!
Shopifyヘルプセンターは動画もついていて、とてもわかりやすいサイトになっています。
何か困ったことがあれば、まずは公式のサイトで確認をしてみましょう。
Shopifyアプリの開発、承ります。
SlashApp運営チームは、アプリ開発も行っております。開発したいアプリの概要を教えていただければ、仕様設計から細かくサポートいたします。 ぜひお問い合わせください。